教育という言葉を耳にすると僕たちは、どうしても頭脳のほうに意識を向けてしまいがちです。しかし、実際にはからだも教育が必要なのです。

実際僕たちは、学校という教育機関のなかでは、国語や数学といった日常生活を送る上で必要な知識を教授されてきました。しかし、僕らはからだについて、特にからだの動かし方についてなどは全くといっていいほど、教育を受けてこなかったのです。例えば、体育祭などでの行進の練習では、「背筋をまっすぐに、腕を振って足をしっかりとあげなさ!」といわれたり、姿勢を崩してすわっていると「背筋をまっすぐして座りなさい!」と言われたことが一度や二度あると思います。しかし、「まっすぐ」や「しっかり」は全く抽象的な言葉であり、具体的にはどうすればいいという情報は伝えられていないのです。


動きも学習と同じように脳によって行われているのですから、きちんとした正しい教育を受けていないと理想的なからだの動かし方などを学ぶ事ができないのです。ですが僕らは、曲がりなりにも動いています。正しい教育を受けていないからといって、動いていない訳ではないのです。しかし、あなたが身につけたからだの動かし方が、悲劇的にもからだにとって負担がかかってしまうようなやり方であったり、非効率的なものだとすると、やがてからだは悲鳴を上げてしまうのです。そう、ある日突然膝の痛みに襲われたり、怪我をした記憶もないのに、腰が曲がらなくなったりと。。。

からだは理想的な動かし方で動かさないと、バランスが崩れ、やがて硬くなってしまいます。そして、最終的には、動かし方自体が痛みの原因となってしまっていることがあるのです。

さらに、現代では今までの時代にないくらいに、からだを動かさなくなってしまいました。というか、動かなくても生活が送れてしまう時代となりました。

       

 こんな時代だからこそ、自分のからだを自己管理していかなくてはいけません。そんな時からだの再教育が必要となってくるのです。
からだの再教育とは、一言でご説明すると理想的なからだの動かし方を頭とからだで理解し、その動きをからだが無意識的に行えるようになるまでインプットし、非効率的なからだの動かし方やからだへ負担となるような動きの癖を解消していくことなのです。

ちなみにあなたは、今この文章をどのようなからだの体勢でお読みになられていますか??

動きの癖は無意識なのです。ですから無意識レベルまでしっかりとからだに無理のかからない使い方を学ばれる必要があるのです。